第120章 友人同士の対立

さっきまで工藤花恋が座っていた席に、今は三浦央士が腰を下ろしていた。

店内には、どこか重苦しい沈黙が漂っている。

二人は、物心つく前から一緒に育った幼馴染だ。二十年以上の付き合いがある。普段顔を合わせれば、くだらない冗談を飛ばすか、肩を組んで誰かを出し抜く算段をするか――そんな関係だった。

それが今日はどうだ。

向かい合って座り、まるで商談の席みたいに硬い空気。こんなのは初めてだった。

山川康一は急須を取り、わざわざ自分の手で三浦の湯呑みに茶を注いだ。熱い茶が縁からこぼれ、指先に触れる。だが三浦は、痛みなど感じていないみたいに表情ひとつ変えない。

「聞きたいことがあるなら、聞けよ...

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