第186章 株式譲渡

おばあちゃんの言葉は、一つひとつが胸を打った。

ふいに、おばあちゃんは目尻を赤くして、悔いるように頭を下げる。

「結局は全部、私のせいだよ。あのとき私があの子に無理やりお前さんを娶らせなければ、こんなことには……!」

工藤花恋は首を横に振り、かすかに笑った。

「おばあちゃん、あのとき助けてくれたこと、本当に感謝してます。じゃなかったら、洸平の治療費だって集められなかった。だから……私は、ちゃんと感謝してるんです。それに、私が嫁いだのは――」

言葉が途切れ、花恋は三浦央士を見た。

「私の意思でした。……ただ、私たちは縁がなかっただけ。夫婦になる縁が、なかったんです」

三浦央士は反...

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