第27章 ひれ伏せ、ひれ伏せ!

その日の午後。

セントマリア病院の特別病室に、宮崎健は人を使ってフルスペックのノートパソコンと外付けモニターを2台運び込ませた。ベッドの上にアームを組み、画面がちょうど視線の高さに来るよう固定する。

工藤花恋は枕を立て、点滴のルートを刺したまま上半身を預けていた。血の気のない頬。唇も白い。

――なのに。

指先がキーボードに触れた瞬間、頭の奥で花火が弾けたような音がした。

不意に、

「ピン――」

接続音。

ビデオ会議が繋がる。

画面の向こうに映ったのは、宮崎グループ技術チームの会議室だった。七、八人の男がテーブルを囲み、投資側の宮崎社長もその一角に座っている。

彼らが見たの...

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