第28章 オーラ全開

北村瑛太などは、今にも手にしたグラスの酒をぶちまけそうな勢いだった。

そのとき、不意に工藤花恋が笑った。

ひどく薄い笑み。

なのにそこには、愚か者を見るような哀れみが滲んでいた。

「村上新。時代遅れの人間は見たことあるけど、あなたの脳って江戸時代で止まってるんじゃないの?」

「な……何だと! どういう意味だ!」

図星を刺された村上新が、たちまち顔を真っ赤にして怒鳴る。

工藤花恋は冷ややかに言い放った。

「脳みその成長がまだ終わってないのかって聞いてるの」

涼やかな声だった。

大きくはない。だが、周囲にはっきりと響き渡る。

村上新は明らかに面食らっていた。

前までの、何...

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