第45章 批判

胸の奥が、ひどくざわついた。見えない大きな手で心臓を鷲掴みにされているようで、息苦しい。

一方では、あの男の底知れない腹の内に、恐れと嫌悪を覚える。

もう一方では、かつての自分の愚かさがたまらなく憎かった。

たとえ今さら必死にもがこうと、生まれ変わるように自分を作り直そうと、三浦央士のような高みから見れば、自分など結局、ただの笑い種なのではないか。

あの三年間で味わった屈辱も、絶望も。

自分なりに誇ってきた才も。

彼の目には、波ひとつ立てる価値すらないのかもしれない。

そんな自己否定が潮のように押し寄せ、工藤花恋の呼吸はわずかに乱れた。

けれど次の瞬間、彼女はぎゅっと奥歯を噛...

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