第57章 恥をかいた三浦社長2

工藤花恋は眉をぴくりと上げた。怒るどころか、むしろ全身がすっと軽くなるような心地よささえ覚える。

今日の彼女は、この尊大きわまりない男が鼻をへし折られるところを見たくてたまらなかったのだ。

「どう?」

工藤花恋はふんと鼻を鳴らし、整った顎をわずかに持ち上げた。まるで地上のすべてを見下ろす女王のような眼差しで、彼のみじめな自尊心を踏みにじる。

「天下の三浦グループ社長。財界で生き閻魔なんて呼ばれてた人が、今じゃ1万も出せない文無しだなんてね」

「人に金をせびって、そのうえ相手の顔色までうかがわなきゃならない生活って、つらいんじゃない?」

三浦央士は、そのゴミでも見るような目にとうと...

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