第66章 投票採決

「どういうことだ? これは俺に下りた金だろ。なんでお前のLIMEに送ってんだ。最初から俺に送れよ」

社長の人を殺しかねない視線を浴びて、林谷は膝が笑い、今にもその場で土下座しそうになった。

スマホを抱えたまま、泣きたいのを必死でこらえる。

「み、三浦社長……もしかすると、その……若奥様が……」

言いよどんだ末、観念したように続けた。

「……もう、とっくに社長のLIMEをブロックしてるからです」

つまり、奥様は社長に直接送れない。

その一言の破壊力は、火薬庫に火を投げ込むみたいだった。

三浦央士は林谷を睨みつけ、次の瞬間、別の書類を机に叩きつけた。怒りで腰に手を当てたまま、その...

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