第204章 これは始まりに過ぎない

「河名新一が遊びたいというなら、付き合ってあげるわ。数十億ドルもの巨費を投じて工場を建てさせ、私がこの手で葬り去る技術を生産させてやるのよ」

「マジかよ……つまり、元を取るだけじゃなく……奴を破産させる気ですか?」

葉山立夏は振り返らなかった。

「破産なんて、商売敵への『体面』に過ぎないわ」彼女は淡々と言った。「敵に対して行うのは、殲滅戦よ」

……

西園寺ホールディングス本社。

西園寺京夜は床から天井まで続くガラス窓の前に立ち、眼下の夜景を見下ろしていた。

手にしたスマートフォンの画面では、立夏ニューエナジーのローソク足チャートが驚異的な速度で急騰していた。

「河名新一たちは...

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