第217章 私たちは若すぎた

その夜。帆船ホテルの最上階、プライベートラウンジにて。

鎌内雅樹が発送した招待状はわずか二十通。だが、その顔ぶれは皆、足踏み一つで自国のエネルギー政策を左右するほどの重鎮ばかりだった。

社交辞令も、無駄な挨拶もない。

葉山立夏は、古都の本部と繋がれたホログラム投影機を迷わず起動させた。

衆人の前に、尾方教授の厳格な顔が浮かび上がる。

彼女は極めて厳密な科学用語を駆使し、並み居る頂点の専門家たちが放つ意地悪な質問の数々に、一つひとつ答えていった。

いわゆる「カクテルパーティー」は、極限まで高効率化された技術答弁会へと変貌した。

二時間後。最後の客が満足げに去ると、鎌内雅樹は集計を...

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