第222章 なんだか見覚えがある

葉山立夏に躊躇いはなかった。彼女は真っ先に足を踏み出し、階段を降りていく。

「葉山社長!」

鎌内雅樹が思わず声を張り上げた。

「ついてきなさい」

彼女の声が下から響いてくる。平坦で、拒絶を許さない響きだった。

鎌内雅樹と桑谷誠治は顔を見合わせ、急いでその後を追った。

螺旋状の石段を降りることおよそ五、六分。視界が一気に開けた。

そこは煌びやかな副葬品の眠る墓室などではなく、巨大な円形の地下空間だった。

ドーム状の天井は遥か高く、名もなき発光結晶が埋め込まれている。それらが放つ柔らかな白光によって、空間全体が白昼のように照らし出されていた。

ここはまるで、実験室だ。

壁際に...

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