第224章 ここは君の戦場ではない

侵入してきた「獲物」を、彼らは冷静かつ効率的に狩り取っていく。

百年の沈黙を守り続けてきた本邸に、突如として激しい銃声が轟いた。

地下実験室では、居眠りをしていた鎌内雅樹が、頭上から響いた鈍い音に飛び起きた。

「地震か?」

続いて、豆を炒るような乾いた破裂音が連続し、何かが重く倒れる音が響く。

鎌内は顔色を変え、入り口へと駆け寄って天井を見上げた。

「銃声だ!」

尾方教授や学生たちも手を止め、恐怖に顔を引きつらせている。

だが、金属製の巻物状の壁の前に立つ葉山立夏は動かなかった。ただ静かに、頭上の音に耳を澄ませている。

いつかこの日が来ることは分かっていた。

ただ、予想よ...

ログインして続きを読む