第230章 私に食べさせて

彼が見ようとしているのは、彼女がいかにしてこれらのリソースを用い、世界を揺り動かすかだ。

彼女は負けられないし、負けるわけにはいかない。

もはや彼女一人の戦争ではない。背後には、西園寺グループ全体を賭けた狂人が立っているのだから。

飛行機が古都に降り立ったのは、すでに深夜だった。

地下実験室は煌々と明かりが灯っている。

尾方教授とチームメンバーたちがヘリポートの外で待っていた。

「葉山社長! ニュースを見ました! やりましたね! 本当に良かった!」

尾方教授は興奮で顔を紅潮させ、葉山立夏の手を握って激しく振った。

「尾方教授、お疲れ様です」

葉山立夏はされるがままに任せた。...

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