第235章 追及もなく、疑念もなく

七尾敦は、彼の半歩後ろに立ち、息を殺していた。

葉山立夏は続けて語った。

「『天工計画』の誕生は、ある伝承に由来します。しかし、その未来は全世界のものです。私たちが手にした技術、発見した資源は、単なる商業的利益の道具であってはなりません。それは、時代を推し進める燃料となるべきなのです」

台下の招待客たちの表情は様々だった。

実業家たちは金の匂いを嗅ぎつけ、政治家たちは勢力図の変化を計算している。

一方で科学者たちは、期待に満ちた眼差しを向けていた。

「ゆえに、ここに宣言します」

葉山立夏の声が、一段と鮮明に、力強く響き渡った。

「『葉山グループ・エネルギー』は、『葉山グループ...

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