第246章 自分の身を守る

三日目の夜のことだった。

稀に見る猛吹雪がこの一帯を吹き荒れ、通信網は完全に遮断されていた。

エリックは、管制センターで防災物資の調整にあたっていた葉山立夏を見つけ出した。

「葉山さん、我々の発電機が故障してしまい、予備電源も起動しないんです。この吹雪がいつまで続くかも分からない。だから……緊急のエネルギー支援をお願いできないでしょうか」

焦燥に駆られたような表情を作ってはいたが、その瞳の奥には微かな、しかし確かな期待の色が潜んでいた。

葉山立夏は窓の外の、すべてを呑み込みそうな暗闇を一瞥し、頷いた。「お互い様よ。どれくらい必要なの?」

「できれば、『オーロラ結晶』の欠片を少し分...

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