第250章 微妙すぎる

西園寺京夜も素早く身を起こし、あの冷徹で果断な西園寺グループ社長の顔を取り戻した。

「入れ」と、葉山立夏が声をかける。

ドアを押し開けて入ってきた鎌内雅樹の顔色は優れなかった。「西園寺様の色情網が最新情報を傍受しました。『プロメテウス』が放った第二の部隊がすでにこちらへ向かっています。完全武装の傭兵部隊で、目的は結晶体および全コアメンバーの強奪です」

その凶報は、まるで冷たい石ころのように静かな水面へと投げ込まれた。

葉山立夏の顔がスッと険しく沈む。

あの『大きな贈り物』は、敵の実験室を吹き飛ばしただけでなく、奴らの被っていた仮面をも完全に剥ぎ取ってしまったのだ。

「敵の数は? ...

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