第252章 記者会見

西園寺京夜は何度か足を運んでいた。

彼女の邪魔をすることは決してなく、ただ静かに観察室のマジックミラーの向こうに立ち、様々な実験器具の間を立ち働くその痩せた背中を見つめていた。

まるで五年前、ある目的のためにすべてを投げ打つことができたあの葉山立夏に戻ったかのようだった。

ただ今回だけは、誰かを救うためではなく、彼女自身が選んだ戦場のために戦っているのだ。

その日の深夜、西園寺京夜は欧州支社から送られてきた緊急の書類に目を通し終えると、習慣のように実験室の監視カメラの映像を開いた。

メインの実験室は煌々と明かりが点いていたが、人影はなかった。

彼は眉をひそめ、休憩エリアのカメラに...

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