第264章 お詫びだ

葉山立夏は眉をひそめて言った。

「西園寺社長のアプローチって、お金をいろんな物に変えて私の前に積み上げることなの?」

彼は途端に硬直した。

そのぎこちない様子を見て、彼女はふとおかしくなり、立ち上がって彼の襟元を直してやった。

「今夜は私が腕を振るうわ。ここ数日のあなたの頑張りへのご褒美としてね」

夕暮れ時のダイニングには、豪華なフルコースの代わりに、いくつかのアットホームな手料理が並べられていた。

窓の外には夕焼けが空一面に広がり、波の音が絶え間なく響いている。

西園寺京夜はステーキを均等な一口大に丁寧に切り分け、葉山立夏の前に差し出した。

「そういえば」と、彼女は口元を拭...

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