第71章 私たちこそが最強のタッグ

西園寺京夜はその数文字を睨みつけ、まるで火傷でもしたかのように、勢いよくファイルを閉じた。

俺が求めているのは、一体何だ?

以前は明確に区別できていると思っていた。彼が求めていたのは、従順で、自分の理想通りの「影」に過ぎなかったはずだ。

離婚手続きを先延ばしにしているのは、多忙だからでも、母に急かされているからでもない。

ただ、俺自身が望んでいないからだ。

あの紙切れ一枚が存在する限り、彼女はまだ俺の妻だ。

たとえ彼女が地の果てまで逃げようとも、その身に焼き付いた身分は決して消えない。

この病的とも言える独占欲に、自嘲の笑みが漏れる。

彼は椅子の背にもたれ、目を閉じた。

橘...

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