チャプター 23

ケイン視点

性描写あり

彼女は何か隠している。俺にはそれが痛いほど分かっていた……。

今日はもう十分すぎるほど怒りを溜め込んできた……。この状況、少し違った攻め方でいくとしよう。

「やめてほしいか?」

俺は低く唸り声を上げた。唇はまだ、俺の刻印(マーク)を残すのに絶好の場所だと思っているあの甘いスポットに押し付けたままだ……。

「あ、あの……その……」

テッサは口ごもる。感情と戦おうとしているが、何よりもその羞恥心が勝ってしまっているようだ。

彼女はこれを感じている……俺には分かる。

「正直に言えよ、エンジェル……気持ちいいか?」

俺はさらに攻...

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