第115章

二人のボディガードに有無を言わさず両脇を抱えられ、私は外へと引きずり出された。

「立花のお婆様、私をどこへ連れて行くつもりですか!」

前回、あやうく街の外へ追放されそうになった時の記憶が蘇り、恐怖で心臓が早鐘を打つ。

立花の大奥様は、そこでようやく私に視線を向けた。その目は軽蔑と傲慢に満ちている。

まるで私が生きた人間ではなく、ただの物言わぬ廃棄物であるかのように。

「小林紗夜。北城を去る機会を与えてやったのに、それを拒んだのはお前自身だよ」

「ならば、私のやり方で始末をつけるまでだ」

「立花のお婆様! 私は……んぐっ!」

言いかけた言葉は、ボディガードの粗野な手によって封じ...

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