第119章

ボディガードが戻ると、私は一目散に立花のおばあさんの病室へと急いだ。

だが到着してみると、病室はすでにもぬけの殻だった。

立花のおじいさんの病室はそのままだったが、彼も検査に連れ出されており、不在だった。

すぐには確かめようがない。

私は廊下のベンチに腰を下ろし、おじいさんの帰りを待つことにした。

その時、数人の視線が私に突き刺さっていることに気づいた。彼らは私を指差し、ひそひそと何かを囁き合っている。

直感が告げている――あの動画を見られたのだ、と。

かつてない羞恥心がこみ上げ、私はいたたまれなくなった。

これ以上ここに留まる勇気はなく、私は顔を手で覆い、逃げるようにその場...

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