第13章

「動画にあんたの姿がばっちり映ってるじゃない! それに私、あんたが私たちの楽屋から出てくるのをこの目で見たんだからね。まだしらばっくれる気!?」

松本千秋は怒りに任せて私に怒鳴り散らすと、すぐに団長の方を向いた。

「団長、以前彼女を庇ったことについては何も言いません。ですが、小林紗夜がこんな人道に外れたことをしたのに、まだ見て見ぬふりをするつもりですか?」

周囲の団員たちも、もう黙ってはいられなかった。

「松本千秋の言う通りだ。今回の小林紗夜の行いは完全な犯罪だぞ、厳罰に処すべきだ!」

「私も同意します。うちのバレエ団でこんな悪質な事件は初めてよ。小林紗夜を処分しなければ、怖くて誰...

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