第193章

痛い。

下腹部を両手で強く押さえ込み、私は体を丸く縮こまらせた。

四方八方から押し寄せるようなその激痛は、私の体を粉々に引き裂こうとしていた。

周囲は騒然としていた。

様々な声が入り混じり、ざわめきとなって鼓膜を打つ。

朦朧とする意識の中、誰かに名前を呼ばれた気がした。

だが、絶え間ない激痛が私の全感覚を支配している。

はっきりとは聞き取れなかった。

「玉輝様!」

その時、周防玉輝の護衛隊が駆けつけてきた。

私は必死に口を開け、助けを求めた。

「助けて……私の子を……」

しかし、彼らは皆私を通り越し、前方へと走り去っていく。

もがくように身を起こそうとしたが、力が入...

ログインして続きを読む