第202章

立花青葉も一緒に母の見舞いに来るつもりだったが、全身傷だらけで人前に出られる状態ではなく、また後日ということになった。

病院に着くと、私が受付で尋ねる間もなく、立花謙一はまっすぐ私を個室の病室へと案内した。

ドアを開けると、そこには両親の姿があった。

「お父さん、お母さん。ただいま」

「紗夜!」

私を見た二人の顔に、驚きと喜びがパッと広がった。

母が両腕を広げてくれたのを見て、私はまるで巣に帰る雛鳥のように、その胸に飛び込んだ。

「お母さん、ずっと会いたかった」

母はたちまち目を潤ませた。

「お父さんも私も、ずっと紗夜に会いたかったのよ。もっと早く会いに行くつもりだったんだ...

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