第216章

彼の眼差しは深く沈み込み、心臓が鷲掴みにされるような威圧感を放っていた。

特に彼が一歩を踏み出し、部屋に入ろうとした瞬間、私は咄嗟にドアノブを握りしめ、力任せにドアを閉めた。

その拒絶の行動に気づいたのか、立花謙一の瞳に微かな傷つきの色が浮かぶ。

だが、私の手は止まらなかった。

「バンッ!」

ドアが重々しい音を立てて閉ざされる。

私はドアに背中を押し付け、荒い息を吐いた。

背筋から胸元へと、氷のような冷たさが這い上がってくる。

それを気にする余裕などなく、全身が強張ったままだった。

ドアの向こうの足音が次第に遠ざかっていくのを聞き届けて、ようやく深く息を吐き出す。

しかし...

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