第218章

金田輝真は恭しく頭を下げ、承諾の意を示した。

私は目の前に置かれたノートパソコンに視線を落とし、淡々と言った。

「別のパソコンに換えて」

「その必要はない。お前は俺の婚約者だ。俺のすべてを共有していい」

立花謙一の言葉は、とても自然で淀みがなかった。

まるで、密かに何度も練習を重ねてきたかのように。

そのあまりに素直な態度と信頼を前にして、私はどう反応していいか一瞬分からなくなった。

立花謙一はパソコンを無理やり私の胸に押し付け、優しい声で念を押した。

「早く確認しろ。エントリーに遅れるなよ」

私は受け取らざるを得なかった。

立花謙一が執務室を出て行ってから、私はようやく...

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