第231章

「もしかして、今回のコンクールのスポンサーだったりするの?」

立花グループの事業が世界中に展開されているとはいえ、コンクールの進行状況をあそこまで細かく把握できるわけがない。

それ以外に、どう考えても説明がつかなかった。

立花謙一は鼻で笑った。

「キスしてくれたら、教えてやるよ」

彼がまだ勿体ぶっているのを見て、私はむっとしてそっぽを向いた。

「君からしてくれないなら、俺からするしかないな」

立花謙一は少し困ったような口調で言った。

しかし次の瞬間、彼は身を翻して私を押し倒し、唇を塞いできた。

今回のキスは彼自身と同じように強引で、瞬く間に私の呼吸を奪い去った。

息が次第...

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