第250章

病院に着くや否や、佐川元衡のこの世の終わりといった顔が目に飛び込んできた。

どうやらまた、立花謙一に無理やり呼び出されたらしい。

「あのな、少しはおとなしくしてくれないか。昨夜は徹夜で手術して、たった五時間寝ただけでまた電話で叩き起こされたんだぞ」

彼の凄まじい怨念を感じ取り、私は少し申し訳なく思った。

「ごめんなさい、あなたまで巻き込むつもりはなかったの」

佐川元衡は、反対側から車を降りて私を支えようとした周防玉輝に気づき、気怠げだった視線を急に鋭くした。

三歩を二歩で進むような勢いで歩み寄り、周防玉輝を押しのけて、そのまま私を支えた。

「君は立花の人間だ、世話を焼くのは当然...

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