第268章

私と坂東は、夜通しで周防幹也を病院へ運び込んだ。

医師はすぐに彼を診察し、幸いにもただの発熱であることがわかった。

「お子さんは、しばらく前から熱を出していたはずです。親御さんならしっかり診てあげないと。このまま放置すれば、脳に障害が残る危険もありますよ」

医師は私と坂東を病室の外へ呼び出し、極めて厳しい口調で忠告してきた。

坂東が慌てて釈明する。

「先生、この子は私たちの部屋の前に倒れ込んでいまして、それでお連れしたんです……」

医師は私たちをちらりと見たが、その眼差しは依然として険しかった。

「今はそこまで寒くないとはいえ、こんなに小さな子どもをずっと外に出しっぱなしにする...

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