第280章

「青葉、ちょっと待ってて。お兄さんに聞いてみるから」

 私はスマートフォンを手で覆いながら振り返り、周防玉輝がまだそこにいるのを見て慌てて言った。「周防先輩、今夜特に用事がないなら、先に帰って休んでください。幹也のことは、私と立花謙一で看ますから」

 周防玉輝が口を開くより先に、周防幹也が騒ぎ出した。

「嫌だ、周防おじさんに一緒にいてほしい!」

「周防おじさんにも、自分の用事があるのよ……」

 私は周防幹也に言い聞かせようとしたが、予想に反して周防玉輝は笑ってこう言った。「明日はちょうど休みだから、彼に付き合えるよ。君と立花謙一に用事があるなら、先に帰っても構わない」

「そんなの...

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