第43章

「このクソ野郎、さっさと残りの金をよこせ!」

「そうだ、俺たちに仕事をさせておいて、金をケチろうなんていい度胸だな! さっさと吐き出さなきゃ、道連れにしてやる! タダで済むと思うなよ!」

二人の裏切りに、私は胸がすく思いだった。

人間の欲望とは底なしだ。

ましてや、たった四百万のために命まで賭けるようなギャンブラーたちだ。

彼らを金で買収しようとした時点で、周防春香はこうして飼い犬に手を噛まれる覚悟をしておくべきだったのだ。

「でたらめよ! 私は被害者なの、自分からあなたたちに襲われるよう仕向けるわけないじゃない!」周防春香は慌てて否定した。

私は口元に微かな笑みを浮かべた。

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