第9章

 花宮薔薇視点

 血!血だらけだ!

 刺青の針が柊木霧の首筋に深く突き刺さり、噴水のように血が噴き出した。彼は獣のような悲鳴を上げ、傷口を押さえながら、信じられないという恐怖に目を見開く。

「このイカれた女が!」

 彼はよろめきながら後ずさる。指の間から血が滲み出ていた。

「よくも……!」

 私の手は震えていたけれど、頭の中にはたった一つの思いしかなかった――やってやった!

 柊木霧が痛みに気を取られたその一瞬、黒羽赤司が拘束を解いた!

「薔薇!」

 彼は怒り狂った獣のように柊木霧に突進し、その顎に強烈な一撃を叩き込んだ。

 柊木霧は即座に地面に倒れ、二度と起き上がらなか...

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