第137章

「弦子、もう寝なよ」

林田朔夜は赤井弦子の背中を押し、書斎から追い出すようにして扉の外へ出した。「ここ何日も徹夜続きじゃない」

「朔夜は?」

「今のひらめきが消えないうちに、企画を直しておく」

「そっか。じゃあ先に休むね。あんたもあんまり遅くならないでよ」

赤井弦子はひらりと手を振り、寝室へ向かった。

林田朔夜は机に戻り、ノートパソコンを開く。さっき頭をよぎった考えが、まだ胸の奥で渦を巻いていた。

ここ数年で、国際的な連携はさらに深まった。

外資系企業が次々と日本へ入り込み、国内企業は強烈な衝撃を受けている。

マーケティングが王様の時代。国内企業は外資のような洗練された手法...

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