第46章

会議が始まった。林田朔夜がPPTを開いた、その瞬間。

「ストップ」

ジャックが片手を上げて制した。

挑発するような目で彼女を見据え、ゆっくりと言葉を選ぶ。

「林田嬢。プレゼンの前に、一つだけ聞かせてください」

一拍置いて、口角を上げた。

「協業した場合、両国で技術の基準や定義が噛み合わないことが出ますよね。その差は、どう埋めます?」

彼はわざとらしく周囲を見回し、意味ありげに笑う。

「この質問に答えられないなら――あなた主導で、プロジェクトが滞りなく進むとは到底思えません」

言い切ったジャックは、参加者たちの戸惑いに満ちた表情を見て、満足げに目を細めた。

こんな高度な技術...

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