第14章

鈴木朱音の瞳に、ざまあみろと言わんばかりの光がすっと走った。

「梨央……今日は新村さん、いらっしゃらないでしょう? ここでそんなこと言っても、証人がいないもの。ね、せめて新村さんと『いい感じ』になって、正式に公表する時にみんなに話したら?」

周囲から、またどっと笑いが起きる。

「そうそう。新村さんが本当に相手してるなら、何かしら噂が立つだろ。吹いてるだけじゃね?」

「聞いたことないもんねえ」

その時、早宮悠人が時計を一瞥し、場を整えるように告げた。

「そろそろ宴が始まります。皆さん、お席へどうぞ」

その一言で、ひやかしの空気は引っ込み、客たちはぞろぞろと席についた。

ふと鈴木...

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