第18章 他人と一緒に楽しむ

「一条家がお前に与えたものではまだ足りないのか?さっさと母さんの言う通り、仕事を辞めて妊活の準備をしろ」

一条彰人は冷たく言い放つと去っていき、ドアが乱暴に閉められた。

間もなくして、外では雷が轟く。

高坂詩織はベッドの上で身を縮こまらせ、長いこと呆然と座っていたが、轟く雷鳴に意識を引き戻された。

まるで幽鬼のようにバスルームへ向かい、体を清める。

熱い湯が体に降り注ぐと、下腹部のずきずきとした痛みが一層顕著になり、ぼんやりと下を見やると、なんと出血していた。

高坂詩織は一瞬呆然とし、慌ててティッシュで拭き取った。

なんとか後始末を終え、彼女はベッドの縁に腰掛けてす...

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