第111章 緊急避妊薬

鈴木莉緒も彼を避けることなく言った。「薬局はどこ?」

森遥人は、彼女が散々弄ばれて体調を崩したのだとばかり思っていた。

彼は彼女を連れてホテルを出ると、数分歩いたところに薬局を見つけた。

鈴木莉緒は店の中へ入っていく。しかし、いざ店員を前にすると、アフターピルを日本語で何と言えばいいのか分からなかった。

「何を買うんだ?」森遥人が背後から尋ねる。

「避妊薬」鈴木莉緒は強調した。「緊急避妊薬よ」

森遥人の眼差しが険しくなったが、それでも店員に伝えた。

店員が薬を取り出してカウンターに置くと、鈴木莉緒が取ろうとしたが、先に森遥人の手に渡ってしまった。

彼は代金を支払い、先に立って歩...

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