第117章 とにかく、君は私のもの

責任。

その二文字は単純に見えるが、重みがある。

並の人間には、背負いきれない。

鈴木莉緒は森遥人の胸にうつ伏せになり、彼の力強い心臓の鼓動を聞きながら、頬を火照らせていた。

彼は彼女のベッドで裸のまま横たわり、重い言葉を口にする。彼女の心臓は激しく、速く脈打っていた。

体に抱きつかれて動けないが、頭はまだはっきりしている。「それで、どういうこと?離婚するの?しないの?」

「しない」森遥人は一切の躊躇なく答えた。

鈴木莉緒は焦って起き上がろうとしたが、彼に押さえつけられて身動きが取れない。「約束を破るのね」

「他のことは何でも聞いてやるが、この件だけは交渉の余地がない」森遥人の...

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