第145章 リラックスして

加賀はご馳走を買い込み調理まで済ませたが、自身は残って食べようとはしなかった。

腹の底から怒りがこみ上げ、何も喉を通らなかった。

遥人と莉緒がべったりとくっついている様を見たくもなかった。見れば見るほど、胸糞が悪くなる。

彼は車に座って煙草をふかしながら、亜矢の彼氏が色白で爽やかなイケメンで、大学時代からの付き合いだと莉緒が言っていたことを思い出した。深く一服吸い込むと、激しくむせて肺が飛び出しそうになった。

水を一口飲んで、彼は冷静さを取り戻した。

正臣に電話をかける。

「加賀弁護士」正臣は亜矢から、もうすぐ結果が出ると聞いており、気分も少しは上向いていた。

「中条社長、会社で...

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