第158章 今回、莉緒はなだめにくい

村に人はもう少なく、以前はたくさんあった家も多くが取り壊されていた。

祖母の家は青石の土台だけが残っており、その周りはまだ村に住んでいる人々によって畑にされていた。

莉緒は遥人にスーツケースをここに置くよう言い、自分は村の小さな商店へ買い物に行くことにした。

遥人は彼女の後をぴったりとついていく。彼女がどこへ行こうと、彼もそこへ行く。道中、特に言葉を交わすことはなかった。

莉緒は村の小さな商店で冥銭と爆竹を買い、それに花火も一つ手に取った。

支払いを終えると莉緒は遥人に言った。「花火、持ってくれる?」

遥人はその花火を抱え上げた。「これをこの上に置いて」

「いい」莉緒は袋を提げた...

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