第180章 外の人がいて、楽しめない

服を脱いだ。

ドアがノックされた。

鈴木莉緒の宙ぶらりんだった心は、ついに砕け散った。

彼女はまったく腹を立てていなかった。完全に予想通りのことだったからだ。

腹が立たないどころか、少し笑いたいくらいだった。

「ほら、言ったでしょ」鈴木莉緒は森遥人の髪を掴み、彼の肩を叩いた。「起きて」

森遥人はまだ彼女の胸に突っ伏したまま、荒い息を吐いている。不満が滲んでいた。

ノックは続き、呼びかける声も聞こえてくる。「遥人さん、少し出てきていただけますか?」

「あっ!」鈴木莉緒は森遥人が突然噛みついてくるとは思ってもみなかった。彼女は声を上げ、もう一度森遥人の肩を強く叩いた。「何するの?」...

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