第215章 それでは再婚しましょう

まだいたの?

鈴木莉緒はもう力が入らず、口を開くのも億劫だった。

森遥人は彼女をベッドから引き起こした。

「何するの?」鈴木莉緒の吐く息は熱かった。

「病院に連れて行く」

鈴木莉緒は全身ぐったりしている。「行かない」

森遥人は彼女がまた後ろに倒れ込むのを見て、その体の尋常でない熱さに気づく。

彼女が頑なに病院へ行くのを拒むので、森遥人は彼女を寝かせ、ホームドクターに電話をかけた。鈴木莉緒の症状を伝え、住所を告げて、すぐに来てくれるよう頼んだ。

医者を待つ間、森遥人は解熱剤を探し出し、彼女を支え起こして自分に寄りかからせると、薬をその口元へ運んだ。「薬だ」

鈴木莉緒が口を開ける...

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