第220章 彼らはまた絡み合った

これほど達者な男を、誰が嫌いになれようか?

鈴木莉緒は確かに好きだった。

彼がもたらす快感は、他の何物にも代えがたいものだった。

男女の情事におけるその歓びは、他のものでは代替できず、満たされることもない。

だから、愛情は切り離せるものなのだ。

愛は、人を愛すること。

情は、情事のこと。

彼らには人を愛することはなく、ただ情事があるだけだ。

鈴木莉緒は森遥人にベッドに押さえつけられたまま午前中を過ごした。彼女も疲れていたし、彼にあれほど煽られた後では、一時は興奮し、欲しくさえなった。

しかし、彼女は耐えた。

彼に対して自分が制御不能になっていることを、悟られたくなかった。

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