第226章 鈴木莉緒が妊娠した

メッセージを送った後、鈴木莉緒はスマホを伏せて机に置いた。もう見ないように。

会議に呼ばれた時も、彼女はスマホを持っていかなかった。

会議室から出て自分のデスクに戻り、スマホに目をやる。だが、メッセージが来ているか確認しようとするのを堪えた。

同僚と給湯室へ行き、コーヒーを一杯飲みながらしばらくお喋りをして、再びデスクに戻る。

スマホが震えた。

その振動に、彼女の心臓が激しく高鳴る。

スマホを手に取って裏返すと、クライアントからの着信だった。彼女は電話に出る。

電話を切ると、未読メッセージが一件あることに気づいた。

だが、それは森遥人からのものではなかった。

鈴木莉緒は分かっ...

ログインして続きを読む