第231章 終わり、それが終わり

もともと嘘だったのに、本当のことだと思われてしまった。

(白石綾子は彼女の妹なのだから、こんなこと誰にも隠せるはずがない)鈴木莉緒はそう思った。白石知世が知っているとすれば、白石綾子から聞いたに違いない。

以前、白石綾子が鈴木莉緒に頼みに来たときの様子を思い出すと、浅野静香は落ち着かない気分になった。

彼女は言った。「白石知世って本当にろくでもないわ。前は白石綾子を突き落とそうとしたくせに、まさか最後にはあなたにまで手を出すなんて。もし白石綾子が、白石知世が自分を陥れようとしてたって知ったら、それでも白石知世のために情けを乞うのかしら?」

「それは彼女たち姉妹の問題よ」鈴木莉緒は、白家...

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