第246章 はい、好きです

「ああ!俺はお前が好きだ!」

鈴木莉緒は信じられないといった様子で森遥人を見つめた。

彼の瞳に浮かぶ水気は彼女の心臓を強く締め付け、それ以上に彼が口にした言葉が、彼女の呼吸を困難にさせた。

幻聴ではないかと、彼女は己の耳を疑った。

森遥人はふうっと息を吐き出すと、どこか力なく、もう一度彼女を呼んだ。「こっちへ来い」

笹川久志は鈴木莉緒を固く掴み、彼女が行ってしまうのを恐れているようだった。

「奴との関係を断ち切るんじゃなかったのか?ここで戻っても、ただの『好き』だぞ」笹川久志は鈴木莉緒を見つめる。彼女が揺らいでいるのが見て取れた。

そして言葉を続ける。「飽きてないうちは、愛してる...

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