第327章 彼氏が最も不安定

鍋を囲んでいる間、浅野静香はこれ以上ないほど得意げに笑っていた。

森遥人は仏頂面で、食欲など完全に失せている。

鈴木莉緒は浅野静香を睨みつけ、少しは自重しろと目で合図した。

「森社長、そんなに妬かなくてもいいし、怒る必要もないわよ」

浅野静香は一応自分の夫の立場も考え、森遥人を本気で怒らせないようにフォローを入れた。

「私と鈴木莉緒の付き合いがどれだけ長いと思ってるの。絆の深さはあんたより上よ。昔は一つの布団で寝た仲なんだから」

「それに、どうして彼女が私のほうを『より親しい』って言ったか分かる?」

森遥人は聞く耳を持ちたくなかった。浅野静香がただマウントを取っているようにしか見...

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