第347章 男は殴り合い 女は避ける

坊主頭の男は、浅野静香と浅野照輝を指差して凄んだ。

「お前ら、逃げねえのか?」

浅野静香は鈴木莉緒の隣に立ち、怒りを露わにする。

「警察はもう呼んだわ。あんたたちのやってることは威力業務妨害、犯罪よ」

「警察だァ? ハッ、サツが来る前にぶち殺してやるよ」

坊主頭の男が手を振ると、手下の一人が浅野静香を引っ張ろうと動いた。

鈴木莉緒はとっさに浅野静香を掴んでかばう。笹川久志やほかの男性スタッフたちも、彼女たちを守るように前に立ちはだかった。

「へえ、英雄気取りか。……どうやら、血を見ねえと分からねえようだな」

坊主頭の男は、浅野静香が警察に通報したことなど意に介さず、手下たちに鈴木莉緒を...

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