第387章 ちょっと小さい

夜も更けた頃。

鈴木莉緒は着替えを済ませ、出かける準備を整えていた。

「姉さん」

上半身裸の城海斗が声をかける。下はとろみのある柔らかな素材のカジュアルパンツを履いていた。

彼は素晴らしい体をしていた。白く、そして逞しい。

生まれながらのモデル体型とでも言うべきか、服を着ていても様になるが、着ていなくてもまた絵になる。

「寝ないの?」

「寝たよ」

城海斗はソファの上のTシャツを手に取り、手際よく被った。

「俺も一緒に行く」

鈴木莉緒はそれを聞いて拒絶はしなかった。

「いいわよ」

城海斗は上着を手に取る。

「スーツケースも持っていって。ついでにホテルに送るから」

「や...

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