第423章 顔が真っ赤

鈴木莉緒が目を覚ましたのは、午前三時のことだった。瞼を持ち上げると、ベッドの脇に突っ伏している中条亜矢と、少し離れた場所に座っている加賀信也の姿が目に入った。

どうやって病院まで運ばれたのか、記憶がない。

なぜまた、加賀信也と中条亜矢が付き添ってくれているのだろう。

彼らに声をかけるのはためらわれ、莉緒は天井を見つめたまま、意識を失う前の出来事を反すうした。

笹川久志から森遥人が来ると告げられて以来、スマホは見ていない。

結局どうなったのか……。

だが、加賀信也がここにいるということは、大事には至らなかったのだろう。

「莉緒さん、目が覚めたの?」

ふいに中条亜矢が身じろぎし、莉...

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